私たちの生活環境の中で用いられている様々な鋼製支柱(以下:支柱)には、腐食防止対策として塗装・ライニング・溶融亜鉛メッキ等が施されています。
しかし、長期間太陽光(紫外線)や風雨にさらされ続けていると、防錆機能が徐々に低下して劣化した部分や損傷を受けた部分から腐食が進行しはじめます。特に海岸部では海水中に含まれる塩分の影響を受けるため、内陸部よりも激しい腐食が発生しています。
左の写真@を見てください。一見錆が進行しているようには見えませんが、下地処理(錆落とし)後には、Aの写真のように支柱の基礎部が腐食し厚みがないのが分かります。
つまり、支柱の基礎部(以下:地際部)は構造上水分・土砂・チリ・ホコリなどが滞留しやすい上に、上部と下部で異なる環境(露出部・コンクリート埋設部)中で使用されているため、その境界部付近がリング状に損耗して強度を損失するマクロセル腐食が多発して、施設管理上の問題点となっています。